2025年8月12日、大阪-大手マルチアセット投資運用会社のガウ・キャピタル・パートナーズは本日、みずほ不動産投資顧問が主導するコンソーシアムとの間で、大阪ビジネスパーク内に所在するグレードA-/B+のオフィスビル「松下IMPビル」の売却について合意したことをお知らせいたします。本物件は当初、機関投資家のセパレートアカウントを通じて2020年4月に当社が取得しました。
松下IMPビルは、貸床面積12,747坪(約42,140平方メートル)の高品質なオフィス物件で、各フロアは貸床面積400坪(約1,322平方メートル)超の広いフロアプレートを確保しています。大阪市中央区にある26ヘクタールの大阪ビジネスパークは、日本を代表する有力企業が多数集積するビジネス地区として知られ、パーク内の戦略的立地に建つ松下IMPビルは、地下鉄4駅が徒歩圏内にあるなど、非常に高いアクセス性を備えているのが特長です。とりわけ、大阪中心部のオフィスエリアである大阪駅へは直通電車でわずか7分、車で11分、また、大阪屈指の商業エリアである心斎橋へは電車で10分という利便性を誇ります。
今回の売却は、近年の大阪市場で最大級となるオフィス取引です。ガウ・キャピタルは2020年以降、本物件の価値向上を目的としたさまざまなアセットマネジメント施策を講じてきました。2022年9月に完了した改修工事では、1階と3階のオフィスロビー、店舗が立ち並ぶアトリウム、エレベーターホール、人目につかないアルコーブスペースなどがアップグレードされています。特に、中央アトリウムに座席スペースを新設したことが店舗の集客アップにつながりました。こうした松下IMPビルのブランド再構築の取り組みは、魅力と建物性能が向上したことで市場から高い評価を受けました。
ガウ・キャピタルは、オフィス、商業施設、ホテル、住宅、データセンター、物流施設など、あらゆる不動産セクターにおいて豊富な取引実績を有します。2022年には、日本初となるJ-REITの非公開化を実施し、2025年初頭にはペイシャンスキャピタルグループとともに東急銀座プラザを取得しました。ガウ・キャピタルは現在、日本約6,550億円(47億米ドル)の資産を運用しています。
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ガウ・キャピタル・パートナーズについて
ガウ・キャピタル・パートナーズは、アジアを拠点に、世界の不動産、グロースエクイティ、プライベートクレジット、インフラ市場に注力するマルチアセット型投資運用会社です。
2005年の設立以来、アジア太平洋地域を対象とした7つの合同運用ファンドを調達したほか、米国でバリューアッド型/オポチュニスティック型ファンド、アジア全域を対象とするホスピタリティーファンド、欧州を対象とするホスピタリティーファンド、グロース・エクイティ・ファンド、およびクレジットファンドを組成してきました。また、世界各地でクレジット戦略や個別口座による直接投資も運用しています。
ガウ・キャピタルは、パフォーマンスの低い資産を再生し、創造的な資金調達手法を通じて価値を高め、資本配分に関する高い専門性を活用することで、継続的に高い収益を生み出してきました。
2005年から2025年第1四半期までのエクイティ調達額は242億米ドル、同期時点の運用資産総額は354億米ドルにのぼります。